太古に火星の巨大クレーターの中に湖が存在したことを確認 |
NASAは、2015年10月8日、数十億年前に南半球の赤道近くにある直径154㎞の巨大なゲールクレーター(Gale Crater)内には湖があったことが確認されたと公表しました。 NASAの最新の火星探査車キュリオシティ(Curiosity)は、2012年8月6日に無事(Gale Crater)内に着陸し、3年以上にわたり中央峰であるシャープ山の麓周辺をを主に調査しています。シャープ山はクレーターの底面から高さ5400mもあります。 キュリオシティが3年以上調査した画像や採取したデータを分析した結果、シャープ山の麓にあるキンバーレイと呼ばれる地域で水が流れた跡と堆積物を確認し、数十億年前にゲールクレーター内に巨大な湖があったことを確認しました。シャープ山の麓の堆積岩の高さからこの太古の湖は、湖面からゲールクレーターの底面までは平均150~200m位あったと推測されています。ゲールクレーターには水が流れ込む河川はないために、数十億年前の火星の気候は現在よりかなり温暖で雨や雪が多く降っていたと考えられています。写真は、キュリオシティが撮影したキンバーレイと呼ばれる地域です。 source:NASA 秘密の世界Ⅱへ |
by shibamatax
| 2015-10-17 11:44
| 惑星・衛星
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Comments(2)
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Tukasa-gumi
at 2015-10-18 01:58
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初めまして。
いつもウットリする宇宙画像を拝見させていただいております。 いきなりですが今回の画像、 何気に空がいつもの火星の画像より 青みがかっているよう気がしたします。 夕焼けの時刻の画像なのでしょうか? ぶしつけではありますが、 何かご存じでしたら教えて下さい、 宜しく、お願いいたします。 今後も「宇宙画像」を楽しみにしております。
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shibamatax at 2015-10-18 18:53
オリジナルデータには、撮影時間はありませんでした。小さな岩の影を見ると短いので、夕方や朝方ではないですね。
岩の色もかなり青い色が強く出ていますので、青色を強調していると思います。その為、空の色も青が強く出ていると思います。 |
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