地球観測衛星テラが捉えたタイの大洪水 |
タイの中心部を流れるチャオプラヤー川は、その流域面積が日本の国土の4分の1以上の16万平方kmもあり、とくに中流域から河口までは勾配が殆どない広大な平らな低地で、水田などの農地が点在し過去より洪水被害の多い地域です。 この地域の雨季であるモンスーン期が終わりになる2011年7月になって例年より降雨量が多かったことにより水かさを増したチャオプラヤー川は、7月26日に発生した台風8号(英語名:Nock-ten)がベトナムに上陸したことによる大量の雨によって氾濫が始まりました。その後、3つもの台風がタイを襲いさらに増水したチャオプラヤー川は、50年に一度と言われる大洪水を引き起こしました。 今回チャオプラヤー川の氾濫による大洪水は、アユタヤやバンコク等を襲い、その浸水範囲は九州の面積の1.5倍近い6万平方km以上に及びます。 写真1は、地球観測衛星テラが2011年11月8日に捉えたタイの大洪水の様子です。 写真2は、写真1のチャオプラヤー川流域のズームアップです。 写真3は、地球観測衛星テラが2008年11月13日に捉えた大洪水前のタイの様子です。 写真4は、写真3の大洪水前のチャオプラヤー川流域のズームアップです。 写真5は、今回のチャオプラヤー川氾濫によるアユタヤ南部の洪水被害の様子で、10月14日に撮影されました。 画像クリックで拡大します。 source:NASA,Plan Asia 秘密の世界Ⅱへ |
by shibamatax
| 2011-11-10 16:14
| 地球
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