スピッツァー赤外線宇宙望遠鏡が捉えた"M82" |
おおぐま座の方向にある"M82"(NGC3034)は、地球から1200万光年離れた所にある非常に活発な活動をしている銀河で、棒渦巻型銀河を横から見る位置になっています。 写真左は、可視光線で撮影された"M82"ですが、その葉巻のような姿から"Cigar Galaxy"と呼ばれています。写真右は、スピッツァー赤外線宇宙望遠鏡が捉えた"M82"で、銀河の中心部では、非常に活発に若い星の生成が行われていると考えられています。赤外線撮影によって、銀河の中心部から放出されているガスと塵が差し渡し20万光年もの大きさで広がっているのが観測されました。"M82"の活発な活動によって放出されるガスと塵の広がりの規模は、これまで観測された銀河の中でも最大のものです。"M82"の近くには"M81"という渦巻型銀河がありますが、数千万年前にこの二つの銀河がすれ違い、その影響で"M82"がこのように活発に活動する銀河になったと考えられています。"M82"は、典型的な"スターバースト銀河"と考えられています。 SOURCE:NASA 人気blogランキングへ |
by shibamatax
| 2006-04-19 08:33
| 宇宙・銀河
|
Trackback
|
Comments(2)
Commented
by
norazin at 2006-04-21 23:06
スターバースト銀河・・・何か凄そうですね。銀河同士のすれ違いでこうなってしまうとは宇宙ってほんとに微妙で大きいものなんだと思います。可視光線撮影と赤外線望遠鏡との違いも面白いですね、宇宙は目に見えないもので出来ているということが分かる気がします。
0
Commented
by
shibamatax at 2006-04-22 18:43
スターバースト銀河の中心部から放出されたガス等の広がりが20万光年もあるなんて、人間の想像を超えている巨大さですね。
|
<< 1930年に発見された彗星、再... | いっかくじゅう座の方向にある&... >> |