太陽観測衛星SDOが捉えたX4クラスの太陽フレア |
NASAによって2010年2月11日に打上げられた太陽観測衛星SDO(Solar Dynamics Observatory)は、地上36000㎞の地球周回軌道から太陽の観測を続けています。 写真は、SDOが2017年9月10日に捉えた巨大な太陽フレア(solar flare)で、大きさのレベルはX4クラスに分類されています。 太陽は、2017年に入り黒点の数も減り不活発な状態が続いていましたが、2017年9月6日には、2回の巨大な太陽フレアが観測され、さらに写真の太陽の右下のように同じ活動領域で9月10日にも巨大なフレアが観測されました。 この巨大なフレアが観測された太陽表面の活動領域は、AR2673と付番されています。9月6日の巨大な太陽フレアは、2日後に地球に到達して、大きな電波障害はなかったものの、磁気嵐によって、極地方ではオーロラが観測されました。 現在、太陽の最も活発な活動領域であるAR2673は、地球の方向を向いていないため、太陽フレアによる影響は太陽の自転のため今後2週間はありません。<br> このような巨大な太陽フレアの発生が地球の方向に向いている時は、高速の太陽風がGPSや電波に影響を与えることがあります。なお、太陽フレアは太陽面爆発とも呼ばれています。
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by shibamatax
| 2017-09-15 21:11
| 太陽
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