ハッブル宇宙望遠鏡が発見した天王星の新しい輪 |
天王星にも土星のように輪があることは、1970年代に発見され、その後"Voyager2"が1986年に天王星に接近した際にクローズアップ撮影を行っています。ハッブル宇宙望遠鏡は、2003年に天王星を観測し最初に発見された輪からさらに外側に2本の輪と新しい2つの衛星"Mab"と"Cupid"を発見しています。 輪の構成物質は、氷よりも塵や岩石のかけらが多いため反射光が少なく、これまで発見されなかったと考えられています。新たな輪の1本は、これまでに発見されていた輪からさらに天王星の直径分も外側にあり、衛星"Mab"も同じ軌道を公転しています。 これらの輪の構成物質は、公転しながら天王星の方に引き寄せられていますが、"Mab"のような衛星が輪になる新たな塵などを供給していると考えられています。 また、ハッブル宇宙望遠鏡の観測によって、この10年の間に、輪の内側の衛星達がその公転軌道を変化させていることも発見しています。 写真左は、ハッブル宇宙望遠鏡が2003年に撮影した天王星とその輪です。U1とU2が新たに発見された2本の輪です。 写真右は、ハッブル宇宙望遠鏡が2005年に撮影した天王星とその輪です。 SOURCE:NASA 人気blogランキングへ |
by shibamatax
| 2006-01-04 09:20
| 惑星・衛星
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Comments(2)
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norazin at 2006-01-06 23:30
年々新しい発見があるんですね。ということは、今の時点ではまだまだ知っていることの方が少ないって感じなんですかね?
Voyager、ハッブルの功績は大きそうですね。
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shibamatax
at 2006-01-07 20:16
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知らないことそして分からないことの方がはるかに多いですね。
でも、今の時代に生まれて本当によかったと思います。宇宙開発の成果はワクワクすることばかりです。 過去には天動説の時代もあったのですね。でも、そんな遠い昔なら、どこでも星が沢山見えて、それはそれでロマンがあっていい時代だったのかも知れません。 |
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