火星探査機マーズ・エクスプレスが捉えた太古に水が流れた跡 |
ESAの火星探査機マーズ・エクスプレス(Mars Eapress)は、火星の南半球の赤道の近くにあるオーロラ・ケイオス(Aurorae Chaos)とガンジス・カズマ(Ganges Chasma)がある地域を2015年7月16日に詳細に撮影しました。 写真のオーロラ・ケイオスは一部分ですが、全体では長さ710kmもある大きな窪地で、深さは周りのの大地より深いところでは4.8km程低くなっています。太古にオーロラ・ケイオスやガンジス・カズマを流れた水は、北半球にある太陽系で最大のマリネリス渓谷(Valles Marineris)に流れ込んだと考えられています。この写真が撮影された位置は、火星の南緯8度、東経320度の地点です。 写真2は、写真1の位置を示すものです。写真3は写真1の中央左側部分のズームアップで、水の流れた跡が分かります。写真4は写真1の右上部分のズームアップで、こちらも水の流れた跡が分かります。
source:ESA 秘密の世界Ⅱへ |
by shibamatax
| 2015-12-03 15:34
| 惑星・衛星
|
Trackback
|
Comments(2)
Commented
by
shibamatax at 2015-12-07 09:10
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の金星探査機「あかつき」が7日、金星の周回軌道への投入に挑む。
0
Commented
by
shibamatax at 2015-12-10 09:06
2010年5月に打上げられた「あかつき」は、2010年12月に金星を回る軌道に入る予定でしたが、メインエンジンが噴射中に壊れ、失敗しました。その後、「あかつき」は、太陽の周りを公転していましたが、2015年12月7日、残りの小型のエンジンで金星を回る軌道に載ることに成功しました。
|
<< 惑星探査機ドーンがななめ上空か... | オリオン座のバーナード・ループ... >> |