カテゴリー5の巨大台風30号、フィリピンを襲う |
最低気圧が895hpaまで下がった巨大台風30号は、2013年11月8日4時40分にフィリピン中部のサマール島に上陸後レイテ島、セブ島など次々と襲い、フィリピン各地に甚大な被害をもたらしました。 台風30号は、英語名ではハイエン(Hiayan)と名付けられています。 ハイエンは、2005年8月下旬にアメリカの東部を襲ったカテゴリー5の巨大ハリケーン・カトリーナ(Hurricane Katrina)と同等以上と言われている巨大台風で、最大風速は90m/s、瞬間最大風速は105m/sを記録しています。 写真1は、NASAが撮影した地球の画像に、日本の気象庁(JMA)の気象観測衛星ひまわり7号(MT Sat2)及び欧州気象衛星開発機構の気象観測衛星Meteosat7が2013年11月8日に撮影した画像を合成したものです。 写真2は、NASAの地球観測衛星アクア(Aqua satellite)が11月8日に捉えた、ハイエンがフィリピン全土を覆った時の画像です。 写真3は、ハイエンの上陸の以前に撮影された画像を使用しているグーグルマップにイタリア宇宙局(ISA)の地球観測衛星(COSMO-SkyMed satellite)がXバンドで11月11日に撮影したデータを解析して、ハイエンによってダーメージを受けたサマール島のタクロバン市の様子を合成画像によって分かりやすくしたものです。タクロバン市の赤色の部分が、ハイエンによって大きな被害を受けた地域です。 下の図は、JMAが作成したハイエンの経路です。 画像クリックで拡大します SOURCE:NASA,JMA,ISA,Google 秘密の世界Ⅱへ |
by shibamatax
| 2013-11-14 12:31
| 地球
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shibamatax at 2013-11-19 13:46
気象庁は、台風の強さを10分平均の最大風速で分類。33メートル以上を「強い」、44メートル以上を「非常に強い」、54メートル以上を「猛烈な」と表現しています。
「スーパー台風」は、米ハワイにある米軍合同台風警報センターが定める基準で、1分平均で最大風速65メートル以上の台風を指し、日本でも猛烈な台風を上回る巨大台風をスーパー台風と言う場合があります。
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