チャンドラX線宇宙望遠鏡が捉えたわし座の超新星爆発痕W49B |
わし座の超新星爆発痕W49Bは、我々の天の川銀河の中にあり、地球から26000光年の距離にあります。 W49Bは、星の最期を迎えた恒星が超新星爆発を起こした痕跡で、爆発から1000年ほど経った姿を見せています。このW49Bの超新星爆発は、通常は恒星の赤道方向にも極方向にもほぼ均等に爆発が起きる他の超新星とは異なり、極方向に激しい爆発が起きています。その為、この超新星の核は中性星にはならずに、ブラックホールになると考えられています。 写真は、チャンドラX線宇宙望遠鏡とパロマ天文台の赤外線望遠鏡、NSFの電波望遠鏡の観測データを合成したものです。 青色と緑色はチャンドラX線宇宙望遠鏡、黄色は赤外線望遠鏡、ピンク色はNSFの電波望遠鏡による観測データによるものです。なお、写真の色は疑似カラーです。 SOURCE:ESA,NASA 秘密の世界Ⅱへ |
by shibamatax
| 2013-02-14 11:34
| 宇宙・星雲・星団
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shibamatax at 2013-02-18 14:05
2013年2月15日にはロシア・チエリャビンスク州に直径17m、重さ約10000トンの隕石が落下し、翌16日4時24分には直径45mの小惑星が地球から28000㎞まで最接近した。これら2件とも100年に1度ある程度の珍しい天文現象で、偶然珍しい事が続けて起きました。
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