ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた銀河団Abell2261と超巨大楕円銀河 |
ハッブル宇宙望遠鏡は、地球から30億光年の距離にある銀河団Abell2261とその中の超巨大な楕円銀河を捉えました。 我々の住む天の川銀河は、直径10万光年もある巨大な渦巻銀河で、この中には約2000億個の恒星が集まっていますが、今回ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された超巨大な楕円銀河は直径が100万光年を超えるほど超巨大で、核だけでも直径が10000光年もあります。単純計算では、この超巨大楕円銀河には、200兆個の恒星が集まっていることになります。 この超巨大な楕円銀河の重力レンズの効果によって、この楕円銀河の周辺の銀河の一部が歪んで見えます。 通常銀河の核の中心は星の密度が高く最も明るい所になっていますが、この超巨大銀河の核の中心は他の銀河の中心ほどには明るくはなっていません。 この超巨大銀河については、まだ未解明なところが多く、更に他の望遠鏡を使って観測されることになっています。 写真は、ハッブル宇宙望遠鏡が2012年3~5月に撮影した複数枚の画像データを合成したものです。 写真下は、写真上の中心部のズームアップです。 画像クリックで拡大します。 SOURCE:NASA 秘密の世界Ⅱへ |
by shibamatax
| 2012-11-18 14:35
| 宇宙・銀河
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