土星探査機カッシーニが捉えたタイタンの砂漠 |
NASAとESAによって1997年に打上げられた土星探査機カッシーニは、2004年6月に土星の周回軌道に載り、現在も観測を続けています。 写真上は、カッシーニがレーダーを使用して撮影した土星の衛星タイタン(Titan)の赤道付近にある砂漠の画像です。 タイタンは、太陽系の中の衛星では木星のガニメデに次いで大きく、直径は5140kmもあります。タイタンは、太陽系の衛星の中では唯一厚い大気を持ち雲に覆われ自然光では上空から地表の撮影ができないことから、レーダーが使われています。 写真上のタイタンの砂漠は、赤道付近の強い気流によって作れれたもので、この気流はタイタンの地軸の傾きによって風の方向が西→東、東→西と変わることがわかりました。 写真下は、アフリカ南部のナミブ砂漠で、砂丘が作る模様がタイタンの砂漠とよく似ています。 画像クリックで拡大します。 SOURCE:NASA,ESA 秘密の世界Ⅱへ |
by shibamatax
| 2010-08-12 10:40
| 惑星・衛星
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